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佐賀支援活動

佐賀県の豪雨災害支援活動に行ってきました。
被災されたお宅のご家族からも「被災された方の参考になるのなら、この家の写真を使ってください」とのことでしたので、被災家屋の写真を掲載させていただきます。

この壁(写真左側)は、外見上、何の被害も無いように見えますが、はがしてみるとカビだらけになっていました。
特に、ベニヤのような密度が小さい木材は繊維の中に水が残り易いためカビがはげしいように感じました。

そのベニヤ板をはがすと、中には板がはってあり、その奥の土壁にもカビが…。
壁の中にあるカビを放っておくと、2階までカビが広がってしまうため、これらを除去しなければなりません。

全てはがし、土壁もカビた部分を削り落として、乾燥を進めました。

こちらの壁も、はがす前は被害を受けていないように見えますが…。

壁をはがしてみると、やはりこのようにカビが…。

もちろん、床板もはがして、床下も乾燥させる必要があります。
このお宅についてはこのようにカビが広がるのを防ぐ対策を行うことができました…が、多くの家では、カビが壁の奥にひそんでいることを知らずに対策を取らないままにされているところが多いのも現状となっています。
専門的知識も必要になる作業ですが、こういったこともしっかり進められるよう対策を考えなければならない…と感じた災害でした。
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